上町台地の高低差を実感する代表的な坂道
源聖寺坂(げんしょうじざか)
源聖寺の南側から生玉寺町に至るまで、狭く曲がった石畳の坂を上る源聖寺坂。
登り口に源聖寺があることから呼び名がつきました。口縄坂と並ぶ上町台地の代表的な坂道であり、遊歩道としても人気の高いコースです。石畳から始まる緩やかな道が階段状になり、上町台地の高低差を実感できます。
付近一帯は長い歴史に育まれた寺町。幕末に活躍した儒者や、近松門左衛門の「心中宵庚申」に登場するお千代・半兵衛の墓が建てられています。
また、坂を上がったあたりは、かつて長屋が並び、通称「ガタロ横町」と呼ばれた地域。織田作之助の『夫婦善哉』の舞台にもなりました。
〒543-0076 大阪市天王寺区下寺町